過去2回にわたって続いてきたこのシリーズも今回で最終回となります
みなさんはこんな経験はありませんか?
いろいろ調べていざバイクを購入したら
『 なんだよ!スッゲー乗り心地悪いよ!! 』
こんな感じで怒りを覚えたことないですか?
初めましてNAN^2です
シート加工はバイクを乗る人によってさまざまです
過去累計70000を超える加工実績を持ち、いま現在も1年で5000ものシートを加工し続けています
その中でもアンコ加工に関しては、業界でも右に出るものはいないんじゃないかと思います
この記事は
お客の要望を第一に考え、経験と知識で最高のシートを作り上げるために日々精進している
私が詳しく解説していきます
でも大丈夫です
こうなってしまったときの対処法をお教えします
人気車種だからといって乗りやすいとは限りません
結論から言うと
その車種を乗りやすくするためにはアンコ加工が必要になります
あとで後悔しないように
また後悔してしまった人も参考にしてみてください
もう一度言います
これを知っておけば大丈夫です
今回参考にしたランキングのデータはwebオートバイの【250ccバイクの人気ランキングTOP10/読者が選んだ2020年ベストモデルを発表!】からになります
それではいってみましょう
人気車種が乗りやすくなるベストなアンコ加工
※今回のランキングで以下の2車種のシートについて
9位 YAMAHA YZF-R25 は 4位 YAMAHA MT-25
10位 SUZUKI ジクサー250 は 2位 SUZUKI ジクサー SF250
ともに同一形状の共有パーツになります
それ以外のシート情報も含めて知りたい人は、下の記事をご覧ください
YAMAHA セロー250(7位)
シート自体はそこまで硬さがないものの、シート幅が狭いため長時間のライディングはキツいと感じる人もいるのではないでしょうか?
本来はどっしりとした安定感があり、そのうえ取り回しが楽、座り心地は比較的快適なシート
しかし、座面幅が狭いので広げたい人も多いはずです
改善するならこんな感じです
【アンコの厚み】
座面 最大8.5cm《ライダー側》
【改善方法】
アンコの厚みはあるものの、シート幅が狭いので
座面を広げて乗りやすくしたい人は___
サイドの幅を広げるようにアンコ盛りをしましょう
足つき自体に問題がなければ、沈み込みを考えて3cm〜4cm盛り→先端と後端をつなげるように座面の高さを上げます、サイドもそれぞれ1cm〜2cmづつ広くすることによって座面幅がしっかり確保されます
座面幅が広くなったことと、クッション性がさらに上がったことによってお尻への違和感はかなり解消されます
オフロードのハイシート化は、ここ数年でとても多くなっています
ちなみに比較されやすいトリッカーをフラット加工する場合は、最大3.5cm盛るとフラットになります
ちなみにこんな感じに仕上がります
シートによっては、10cmもアンコ盛りをする人もいます!これには驚き!!
KAWASAKI Ninja250(8位)
このタイプの車両にしては前傾斜は少なく乗りやすいのが特徴
シートは薄く見えるが、じつはアンコの厚みは最大7cmなのでクション性も十分にあるので合格点と言えます
ゲルやジェル素材を使ってさらに乗りやすくすることも一つの方法です
改善ポイントはこんな感じです
【アンコの厚み】
座面 最大6.5cm《フロントシート》
【改善方法】
アンコの厚みは十分あるので、足つきを良くしたい人は___
サイドのみ2cm抜き→足つきを気にしすぎて座面を下げてしまうと、アンコの形状から前傾斜ができてしまうので気をつけましょう
個人差はありますが硬さが気になる人は___
ゲルやジェル素材、低反発や高反発のクッション材などさまざまな材料がありますが…
プロトから出ているゲルザブをオススメします
ゲルザブの効果は、あくまでも軽減であって痛みの解消ではないことを知っておきましょう
単純に高さを下げるだけでは足つきは良くなりません、シートの形状を良く理解した上でアンコ加工しなければなりません
なぜそうなのか?そう感じた人は下の記事をご覧ください
正直もう少し上位でもいいかと思うぐらいの車種だと思います
長い間売れ続ける中で、シートは徐々にですがいい形状になりました
他の車種の方がトータルバランスがいいってことなんだよね…
ある意味良いのだけどちょっと複雑です
まとめ
いかがだったでしょうか?
人気車種だからといって、それが乗りやすいにはつながりません
しかし、乗りにくさの問題はシート加工をすることによって改善することができます
アンコ加工することによって乗り心地は格段に変わります
詳しく知りたい人は下の記事をご覧ください
今回のランキングの車種に乗られている方
購入を考えている方は参考にしてみてください
ランキングの車種も含めて、バイクシートにはそれぞれ最適な抜き量があります
詳しく知りたい人は下の記事をご覧ください
アンコ加工することによって、座り心地や足つきは確実に改善します
今回の提案を見て
『 それ、わかる! 』
と思った人は、ぜひ加工を実践してみてください
最後に
バイクシート加工は正しく業者を選ぶことが肝心であり、それが成功する秘訣になります
全国には、みなさんがお金を払う価値もないほどの加工を、平気でしている張替え業者があります
どうかいろいろな情報を知ることで回避してください
今後もシート加工、張替えを考えている皆様に私の知識がお役に立てればと思います
コメント