【検証】バイクシート『お尻の痛さ』軽減にゲルクッションはあり?なし?

アンコ加工

お尻の痛さにゲルって効果あるの?


そう思ってはいませんか?


『お尻の痛さ』軽減に効果があると言われているゲル素材。

効果があるのか気になります。


【この記事では】

☑️お尻の痛み原因は?

☑️オススメのゲルクッション

☑️ゲルクッションのメリット・デメリット


について解説していきます。


シートは身体に触れる大事なパーツ。

効果も重要ですが、まず『お尻が痛くなる』原因についてしっかり考えるべきではないでしょうか。

そして

ゲルクッションがあなたにあっているのかを考えましょう。


ゲルクッションは、現在さまざまなメーカーからラインナップされています。

多くの人がレビューしているので、参考にしている人もいるはずです。

どの商品も


  • お尻の圧力を分散
  • 衝撃や振動を吸収


などの記載があります。

では

実際の効果はどうなのか?


【この記事の執筆者】

自己紹介と実績


☑️現役のバイクシート職人

みなさんにとって最高のシートをつくるために日々精進

☑️この道16年におキャリア

アンコ加工においては業界内で右に出るものなし

☑️どんな形でもつくりだす技術力

アンコ抜き、アンコ盛りであなたの理想のシートを作成

NAN^2(@orenobikeseat)


結論から言うと

ないより、あったほうが良い。


理由は

シートの形状や、厚みによって効果がちがうからです。

具体的には

シートの座面が平坦になっていたり、サイドのエッジが角張っているなど。

お尻の圧力が一点に集中しすぎや、太ももを圧迫し鬱血(うっけつ)をする形状などは効果が低くなります。

さらに

アンコの厚みや硬さも大きく影響します。


つまり

ゲル素材をもちいても軽減されないこともあるのです。


さらには

自身の乗り方や体型などで効果はかわってしまいます。

ちなみに

現在多くの車両において、アンコが薄いものが多く確認されています。


ダメなポイント

シートによっては尻痛が軽減するどころか、逆に乗りにくくなってしまうこともあります。


しかし

ゲル素材を使用すると、通常のウレタンフォームとくらべクッション性能はあがります。

なので

その効果を引き出すには、シート形状と荷重のバランスがしっかり取れていることが重要なのです。


この記事では、お尻が痛くなる原因からオススメのゲルクッションを紹介していきます。

あなたのシートにとってゲル素材が有効的なのか確認してみてください。


わかったポイント

尻痛の軽減方法は1つではありません。あなたにあった実践法がかならずあります。


それではいってみましょう。


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お尻の痛み原因は?

お尻が痛い…なんとかならないかな…


そう思っている人も多いはずです。


『お尻の痛さ』対策のまえに、なぜ痛くなってしまうのか理解しましょう。

痛みの原因の多くは血流だと考えられています。

長時間、お尻の一部を圧迫することで血流が悪くなり痛みが発生します。


クッション性の悪いシートに座り続けることでおきるのは痛みだけでありません。

最悪の場合、シートとお尻が擦れることによって皮膚が擦りむけることもあります。


これらの原因はバイクシートの場合、アンコの


  • 形状
  • 厚み
  • 硬さ


が大きく影響しています。

痛みの発生原因をしっかり理解して、自分にあった『尻痛対策』をしていきましょう。


なるほどポイント

シート幅が細いオフロード車や、ハンドル位置の高い車両の人も『お尻が痛くなる』傾向にあります。


この記事を見れば一発解決


『尻痛対策』っていっても、何からすればいいの?


お尻の痛みの発生や頻度は人それぞれ。

乗り方やスケジュールを見直すことで、十分な効果が得られます。

つまり

運転方法や時間の使い方で『お尻の痛さ』の発生を遅らせたり、やわらげたりできるのです。

そんな

最強コスパの『尻痛対策』とは?


【あわせて読みたい】

【超お手軽】シート加工せずに『お尻の痛さ』を確実にやわらげる3つの方法



オススメのゲルクッション

ゲルがいいって言われてるけど、どうなの?


気になっている人もいるはずです。

尻痛に困っている人には、わらにもすがるアイテムではないでしょうか。


さらに

最近ではSNS等でも頻繁に見かけるようになりました。

見た目や性能、その効果にいたるまで多くのライダーが感想を投稿しています。


ゲルクッション

ゲル素材をつかって『お尻の痛さ』を手軽に軽減する方法。

その1つが

外付けタイプの座布団タイプになります。

現在はさまざまなメーカーから販売され、いろんな場所で装着している人を見かけます。


場面にあわせて脱着ができ、長距離ツーリングの『おたすけ』アイテムとして人気です。

取り付けはベルクロ式で手軽に装着できます。


ゲルザブR

ゲルクッションといえば、最も有名なのがプロトから発売されているゲルザブではないでしょうか。

購入済みの人も多く、装着後の効果を期待する声が多くみられます。



ゲルザブは特殊柔軟ゴム、『エクスジェル』を内蔵。

ウレタンと比較して10倍以上の衝撃吸収力があり、この『エクスジェル』が体の圧力を分散し疲労を緩和します。

実際に装着して使用した感じは



純正アンコが硬めのシートでも、十分な効果が得られています。

もちろんシートの構造や形状によっては、さらなる効果が望めるでしょう。


わかったポイント

販売累計、50000枚の実績をみると多くのユーザーにえらばれていることがわかります。



さまざまな形状のバイクシートに対応し、タンデム側にも装着が可能。

さらに

『エクスジェル』が従来品より30%増量されたゲルザブDも発売されていま。

シート幅がせまいことによって、お尻の接地面が少なくなり痛みが出る人もいるはずです。



シート前方が、せりあがった形状のオフロード車や先細りのシートに対応。

そんな人はこちらのサイズをえらびましょう。



ツーリングサポートゲル

パーツメーカーとして有名なデイトナからもゲルクッションが発売されています。

その名も『ツーリングサポートゲル』

全面にゲルが内蔵され、どこにポジションをとっても大丈夫な設計になっています。


さらに

特徴として、取り外しが可能なバックレストがついているのです。

デイトナからの商品だけに、期待値が高い人もいるのではないでしょうか。



わかったポイント

ゲルザブの名称は、プロトから販売されているものだけなので気をつけましょう。


実際の商品は


『これ…ゲル…?』


と思うほどに硬さが目立ちます。

ゲルと聞くとどうしても


  • やわらかい
  • ムニムニしている
  • グニャグニャな感じ


などを想像してしまいがちです。

しかし

座圧分散と衝撃吸収性には問題なく、逆に


  • 純正のアンコがやわらかすぎ
  • やわらかいゲルクッションだとお尻がズレる


これらが気になる人や、イヤな人には硬めのゲルを試してみてはいかがでしょうか。



じつは、お尻よりも腰の方がツラくて…


こんなことに困っている人もいるのではないでしょうか?

お尻だけではなく腰へのツラさを感じている人にはオススメになります。


なるほどポイント

背もたれ部分にボリュームができるので、ハンドルが遠くて困っている人にもメリットがあります。


バイク用シートクッションセット クール&ゲル

2022年『俺のバイクシート ブログ』がオススメする、ゲルクッションを買うならこちら。

それが

ドッペルギャンガーから販売されている『クール&ゲル』になります。

その理由は


ゲルクッションっていいけど蒸れるんじゃないの?


そんな疑問をもっている人はいませんか?


そうなのです。

『お尻の痛さ』が軽減されても、また別の問題が発生します。

それが


『お尻の蒸れ』


出典:ドッペルギャンガー


とくに夏場の暑い時期のシートはハンパじゃないぐらい高温になります。

うかつに跨って、ビックリしたことがある人もいるのではないでしょうか。


ダメなポイント

ゲル素材は熱を吸収しやすいので、場合によってはかなり熱くなります。


この商品は単体でもつかえ、2枚を重ねても使用可能な構造になっているのです。

つまり

2つの問題を同時に解消できる、ハイブリット商品になります。


この記事を見れば一発解決


ゲルクッションを使用するデメリットといえば、シートの厚みが増して足つきが悪くなることではないでしょうか。

そんな時は、アンコ抜きをして足つき性をあげましょう。

しかし

アンコの抜きすぎはゲルクッションの効果自体も落としてしまいます。


そんな時は

サイドをしっかりアンコ抜きしてみましょう。

座面の高さを変えなくても十分に足つき性かあがります。


【あわせて読みたい】

【完全解説】バイクシート 知ってそうで知らないアンコ抜きのこと教えます



出典:ドッペルギャンガー


  • 衝撃吸収のゲルクッション
  • 3Dメッシュクッション


を使用して、オールシーズン対応できるようになっています。

さらに
驚きなのが、その安さ。

他のゲルクッションにくらべ、2〜3割安で購入可能。

みなさんご存知の『Web オートバイ』でも紹介されています。



わかったポイント

2枚ついてオールシーズン使用可能、これはコスパ最強まちがいなし。



ジェル楽クッション

パーツメーカーのTWRからもゲルクッションが販売されています。

内蔵されているのは『SGEL』とよばれるジェルを100%使用。

表面は撥水加工がしてあるポリエステルメッシュが他のゲルクッションとは異なります。


出典:TWR


ゲルクッションのメリット・デメリット

ゲルクッションを使用するメリット

最大のメリットはやはり『お尻の痛さ』を軽減することです。

各メーカーのレビューを見ると、良い感想ばかりではありません。

なかには


  • 期待はずれでガッカリ
  • 自分には合いませんでした


などの意見があるものの


  • 効果ありました
  • 休憩の回数が減った
  • 痛くなるまでの時間が倍になった
  • ないよりはマシ


多くの回答で『お尻の痛さ』が軽減されとあります。

とはいえ

あくまでも個人差ということを知っておきましょう。


メリットの2つ目は、取り外しが簡単ということです。

取り付けはベルクロを巻いて車体にもどすだけ。

取り付けに時間がかかるようでは意味がありません。


ダメなポイント

シート形状によってはしっかり装着できない場合があるので注意が必要です。


デメリット

『お尻の痛さ』を軽減して快適性があがったものの、不都合なこともあります。

ゲルクッションを使用するデメリットは


  • シート高があがる
  • 夏場の炎天下で駐車すると熱くなる
  • 見た目が悪くなる
  • サイズが限定される


などがあります。

シート高については、アンコ抜きなどをして対応できます。

炎天下の駐車は日陰にとめることを心掛けたり、乗車前に暑さを確認して対応しましょう。


ダメなポイント

夏場の気温が30℃の場合、シートの表面温度は70℃近くまで上昇します。


個人的には見た目も大事と感じますが、ひどい場合はやけどにもなる恐れがあります。

夏場のバイク使用は


  • 太陽光の直射
  • 路面からの反射熱
  • エンジンの放熱


など、身体に影響をもたらす環境となります。

そのために

暑さ対策をしっかりする必要があるでしょう。


見た目がどうしても気になってしまう人は、シート内に内蔵する加工をオススメします。

業者によって取り扱いのゲル素材のちがいがあるので


  • 効果
  • 性能
  • サイズ


などを

しっかり確認して依頼をしてはいかがでしょうか。


まとめ


バイクに乗っている以上『お尻の痛さ』は多かれ少なかれ、かならず経験することです。

その解決方法として現在はゲル素材が主流となっています。

そのおかげで各メーカーも商品開発には力を注いでいることがうかがえます。


  • すべりにくい生地を使用
  • ゲルの内蔵量を変更
  • 暑さ対策 


など、使用する私たちにとってはうれしい限りです。

しかし

ゲルクッションを使用しても『お尻の痛さ』がなくなることはありません。

あくまでも痛さの軽減のための商品であることを理解しておきましょう。


ゲルクッションはさまざまの商品があります。

SNS投稿やWEBの口コミ、レビューなどを参考にすることも1つの方法です。


ゲルクッションを使用する最大のメリットはやはり『お尻の痛さ』の軽減です。

それにに対し、デメリットもしっかり知っておく必要があります。


  • シート高があがる
  • 夏場の炎天下で駐車をすると熱くなる
  • 見た目が悪くなる
  • サイズが限定される


ゲルクッション自体に厚みがあるので、取り付けるとシート高があがってしまいます。

そんな時は

アンコ抜きをして高低差を+−(プラスマイナス)0cmにすることも可能です。

しかし

厚みが薄いシートの場合、アンコを抜きすぎるとゲルの効果が低くなってしまいます。


現在販売されているゲルクッションの中で『俺のバイクシート ブログ』がオススメする商品。

ドッペルゲンガーのバイク用シートクッション


『クール&ゲル』


になります。

『お尻の痛さ』を軽減しつつ、夏のシートの暑さをやわらげるメッシュカバー付。

さらに

ゲルにはクール素材が含まれているいるという、まさにバイク乗りのことを考えた商品。

『お尻が痛さ』でお困りの方、購入して効果を実感してください。



バイクシートはアンコ加工することによって、自分用にカスタマイズすることができます。

アンコ抜きは足つき向上のために、アンコ盛りはクッション性をあげるために。

もちろんそれだけではないのがアンコ加工のメリットです。

あなたにとって最高のシートをつくることができるのはアンコ加工だけでしょう。

詳しく知りたい人は、下の記事をご覧ください。


アンコ加工
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