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シートがやぶれた…
自分で直すのと、張替え…どうしたらいいかな…?
こんなことを思っていませんか?
安心してください。
破れ補修は、だれでも安く、しかも簡単にできます。
【この記事では】
☑️補修に最適な方法
☑️プロが教える補修の裏ワザ
☑️破れがひどい時の対応
について解説していきます。
シートは、どこが破れても不思議ではありません。
ですが
破れの状態によっては、張替えがベストなこともあります。
【この記事の執筆者】
![](https://orenobikeseat.com/wp-content/uploads/2021/09/6D865C56-24D9-40CE-8EB6-5A7D907EED9A-4.png)
自己紹介と実績です
☑️現役のバイクシート職人
みなさんにとって最高のシートをつくるために日々精進
☑️この道15年のキャリア
過去累計70000以上の加工実績
今現在も1年で5000個ものシートを加工し続ける
☑️どんな形でもつくりだす技術
アンコ加工は業界でも右に出るものなし
NAN^2(@orenobikeseat)
結論から言うと
小さな穴、破れであれば補修。
アンコが見えている状態であればシートカバー、または張替えをしましょう。
その理由は
小さな破れは、ある程度の期間であれば使用しても問題ないからです。
破れが大きい場合は、破れの部分が引っぱられて損傷が広がってしまいます。
具体的に言うと
そのままの状態でも、シート機能は落ちることありません。
破れが5cm以上の場合は、水の侵入が予測されアンコ劣化の可能性もでてきます。
つまり
破れの大きさによって、補修か張替えをするかが変わってくるのです。
ですが…
補修でも、じつは間違った方法があることを知っていますか?
張替えても…
いい加減に補修する業者がいるのです。
これは、過去70000以上ものバイクシートを見てきた、私だからわかる事実なのです。
あなたが間違った選択をしないよに
加工のプロである私が、補修の材料えらびからやり方までを解説。
さらには
将来的に後悔しない補修の裏ワザを伝授します。
とても簡単なので、あわせてやってみてください。
それではいってみましょう。
小さな破れは補修テープが最適
![](https://orenobikeseat.com/wp-content/uploads/2021/10/BF8C1AFF-81C6-4534-98FA-D58C6A4AB7C0-edited.jpeg)
![](https://orenobikeseat.com/wp-content/uploads/2021/08/0F06C453-A804-422B-8ADA-60E7D4545538.png)
シートに穴が空いちゃったよ…どうしよう…
シートに穴が空いたり、破れたりする理由は
- 休憩中にタバコを落とした
- シートに跨ったときに、ブーツの金具で引っかいた
などがあります。
![バイクシート 生地の破れ](https://orenobikeseat.com/wp-content/uploads/2021/10/FE33BF28-4497-4BD8-92EE-49183D5DA9D5-1024x768.jpeg)
こんなときは…
- 張替える?
- 補修する?
考えますよね。
小さなやぶれや穴の場合、多くの人は補修をえらぶのではないでしょうか。
張替えをすると、ある程度のお金と時間が必要。
補修テープであれば、1000円程度で自分で簡単になおせます。
ですが
補修テープは、応急処置になります。
そのまま使い続けることはオススメしません。
みなさんはタイヤがパンクしたときに、スペアのタイヤをそのまま使い続けてはいませんよね。
あくまでも応急処置として使用しましょう。
では、どんな方法で補修するのがいいか?
結論から言うと
補修テープをえらんでください。
その理由は
失敗しても、貼りなおしができるからです。
そして、1つ重要なことがあります。
中のアンコに穴やキズがついていないことを確認してください。
【中のアンコに穴やキズがあった場合】
そのまま放置してテープ補修をすると、内側のアンコは知らない間に劣化します。
![バイクシート アンコが傷ついたいた 生地の破れ](https://orenobikeseat.com/wp-content/uploads/2021/09/8AB67A02-4BB5-47B1-8FC3-F2787C58A763-2-1024x768.jpeg)
俺のバイクシートブログ オススメ補修テープ(シート)BEST3
デイトナ シート補修シール(黒ツヤあり)
シール感覚で簡単補修
好みの大きさに合わせてカットできる
【サイズ】
110mm✖️170mm
《特徴》
水の侵入も最小限におさえる
ポリエステルフィルム入りアクリル系粘着テープ使用
※その他の色として茶色あり
デイトナ シート補修シール(黒ツヤなし)
上記の商品のツヤなしタイプ
シートの材質によって使い分けができる
【サイズ】
110mm✖️170mm
【特徴】
水の侵入を最小限におさえる
※その他のサイズとしてBIGあり(210mm✖️300mm)
ボンド 合皮補修シート(ブラック)
切って貼るだけの簡単補修
好みの大きさに合わせてカットできます
【サイズ】
200mm✖️130mm
【特徴】
はがれにくい
柔軟性のあるシートなので合皮の風合いそのまま
でも…接着剤みたいなのがいいって書いてあるけど、ダメなの?
![](https://orenobikeseat.com/wp-content/uploads/2021/06/C3E41243-124E-4033-ADB5-8C17C423DA34.png)
ダメです!!
とくに液体の接着剤は使用しないでください。
では、なぜダメなのか解説しましょう。
瞬間接着剤は使用すると、生地の表面が白く変色するので使用は控えましょう。
接着剤やコーキング剤は、内側のアンコに付着して固まってしまうのです。
これではアンコが硬くなり、張替えの時に取りのぞかなければなりません。
他のサイトなどですすめられている、硬化型弾性 接着剤もオススメできません。
![硬化型弾性 接着剤 スーパーX](https://orenobikeseat.com/wp-content/uploads/2021/09/43AE39AC-FFD2-448C-A2BA-95EEF10DFFB5-1-1024x768.jpeg)
アンコに付着してままの状態でシートを使い続けても問題はありませんが…
何度も言います。
これはあくまでも応急処置です。
将来的にその部分はアンコの補修が必要になり、さらに加工費がかかってしまいます。
生地の補修ではなく、張替えをする場合はどの業者に注文していいか悩みませんか?
業者えらびををまちがえてしまうと、シートの長持ちはしません。
良い業者には、ある特徴があったのです。
誰でも簡単!シート補修の裏ワザ
![](https://orenobikeseat.com/wp-content/uploads/2021/10/AB75BB66-6BED-42DA-A1AB-E259ED097B65-edited.jpeg)
みなさんがシート補修をしてしまう前に、裏ワザを伝授したいと思います。
それは
やぶれた生地の隙間から、ビニールを中に入れてください!
は?何それ…それだけ!?
何が裏ワザなの?
![](https://orenobikeseat.com/wp-content/uploads/2021/06/7057C67E-801A-48D7-9743-8FADFD7F5870.png)
そう言いたくなった人もいると思います。
裏ワザと聞くとスゴイことかと思いますが、このひと手間が大きな差になるのです。
理由は簡単です。
なにもしない状態で貼ってしまうと、粘着面がアンコにくっついてしまいます。
つまり
ビニールシートを間にはさむことによって、アンコへの被害を防ぐというわけです。
![](https://orenobikeseat.com/wp-content/uploads/2021/09/6D865C56-24D9-40CE-8EB6-5A7D907EED9A-3.png)
くっつくのは接着剤もおなじなのに、なんで?
接着剤と粘着テープのちがいは、液体ではないということです。
粘着テープはあくまでも表面を覆うだけで、染みこむことがありません。
ではやり方を解説します。
穴のあいた箇所のまわりはキレイにしておきましょう。
※中性洗剤などを使うと良いでしょう。
![バイクシート シート補修前 穴あき状態](https://orenobikeseat.com/wp-content/uploads/2021/10/13F4D1B2-8036-4469-B997-53899CBF4CE0-1024x768.jpeg)
補修したいところの大きさに合わせて、ビニールシートをカットします。
※必ず、穴やキズよりも大きめにカットしてください。
![バイクシート シート補修 ビニールをあわせた状態](https://orenobikeseat.com/wp-content/uploads/2021/10/8E5A98ED-D7DE-42F8-A67A-F9E84B1997F8-1024x768.jpeg)
小さくしてスキマから中に入れます。
![バイクシート シート補修 ビニールを穴の中に入れる](https://orenobikeseat.com/wp-content/uploads/2021/10/DADEDE30-0F00-426F-BD96-5348AD914CE3-1024x768.jpeg)
細い工具などをつかって、中で広げます。
今回は目打ちを使用しましたが、ない場合はマイナスドライバーなどで大丈夫です。
※補修箇所が広がらないように注意してください。
![バイクシート シート補修 ビニールを広げる](https://orenobikeseat.com/wp-content/uploads/2021/10/E499A201-8F75-4D78-B7C7-5F20D3B4303A-1024x768.jpeg)
補修テープ(シート)を切り出して貼り付けましょう。
※角をそのままだと剥がれをおこすので、テープの角は丸くカットしてください。
![バイクシート シート補修 補修テープをカット](https://orenobikeseat.com/wp-content/uploads/2021/10/AB736F60-954A-4418-B584-0DC8E6E00F3F-1024x768.jpeg)
貼り付けをします。
![バイクシート シート補修 補修テープを貼る](https://orenobikeseat.com/wp-content/uploads/2021/10/518C3824-AA2F-4E99-BF94-3AD6E82F8031-1024x768.jpeg)
できあがりです。
この処理をすることによって、アンコへの被害を下げることができます。
![バイクシート シート補修後 完成](https://orenobikeseat.com/wp-content/uploads/2021/10/75310C79-FCE5-48A6-8D57-5A6E6EAE7E0A-1024x768.jpeg)
何度もいいますが、これは応急処置になります。
長期間の使用は控えてください。
シートの補修は誰でも簡単にできます。
しかし
シート補修に不向きな生地があります。
それが『アルカンターラ』。
見た目が高級なこの生地、じつは補修どころか張替えにもオススメできません。
シートの破れがひどい時は張替えましょう
![](https://orenobikeseat.com/wp-content/uploads/2021/10/EF99F858-4A39-4194-AFF2-9CA5A1459ADB-edited.jpeg)
では…
こんなことがあったらどうでしょう?
![バイクシート 切られた生地](https://orenobikeseat.com/wp-content/uploads/2021/09/1BCC7E1C-CC1B-4D1E-BFB5-4487AE03A79E-1-1024x768.jpeg)
おもわず
なんじゃこりゃーーー!!!
![](https://orenobikeseat.com/wp-content/uploads/2021/06/7057C67E-801A-48D7-9743-8FADFD7F5870.png)
と、叫びたくなるはずです。
ほんと…ひどいです。
大きな傷や破れの原因は
- 故意につけられたカッター傷
- 使用劣化による縫い目の裂け
- 未補修によるキズや破れの拡大
あなたも予期せぬ被害にあってしまうかもしれません。
切られてしまった場合はどうすれば良いのでしょうか?
結論から言うと
自分でテープ補修などをせずに、すぐに張替え依頼をしましょう。
理由は
中のアンコを傷つけている可能性があるからです。
![バイクシート 切られたアンコ](https://orenobikeseat.com/wp-content/uploads/2021/10/E5A5A527-039F-4299-A3C8-F052320A30C9-1024x768.jpeg)
確かに補修テープを使えばキズや、やぶれを隠すことはできます。
しかし
そのまま放置すると、水の侵入などによってアンコは劣化していきます。
![バイクシート 劣化したアンコ](https://orenobikeseat.com/wp-content/uploads/2021/09/4C370670-3936-44C7-A97D-4910BE52FCCA-1-1024x768.jpeg)
アンコが劣化してからでは補修費がかかってしまいます。
すぐに張替えることが、結果的には安く済ませる方法になります。
ガムテープなどでグルグル巻きなどにはしないようしてください。
表面が硬くなり、見た目も悪くなります。
![バイクシート ガムテープ補修](https://orenobikeseat.com/wp-content/uploads/2021/11/bike-seat-bad-repair-1024x768.png)
原付シートなら、4〜5千円程度で張替えることができます。
その他のシートも、業者によっては比較的やすく張替えができます。
バイクシートのアンコが傷む原因は、破れからはじまります。
それは
なにげない小さな破れを放置してしまったことによるものです。
補修テープのすきまから、水は確実に侵入します。
まとめ
バイクシートは、みなさんが思っているより簡単にやぶれます。
ですが
破れ補修は、誰でも安く、簡単にできます。
破れの程度によっては、すぐに張替えをしたほうがいい場合があります。
破れたままでの使用は、水の侵入やアンコの劣化につながります。
シートの補修は応急処置になります。
その後、長期間の使用は控えましょう。
つかう材料は補修テープが最適です。
失敗しても貼りなおしができるメリットがあります。
アンコ劣化や張替え時の損傷にそなえて、裏ワザを使いましょう。
大きな破れやキズは、そのままにしておくとアンコが必ず劣化します。
結果的に修正が必要になり、加工費が高くなります。
早めに張替えましょう。
その後は、張替えを考えることでしょう。
グリップ性が上がったとはいえ、純正のシート生地はスベりやすいものが多いです。
あなたのシートはどうですか?
せっかく張替えるのであれば、シートのグリップ性をあげてみては。
格段に乗りやすくなるはずです。
詳しく知りたい人は、下の記事をご覧ください。
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